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銘菓「五稜郭」臼田の「五稜郭」を世に知らしめたお菓子 【其の一】

第19回全国菓子大博覧会 菓子産業大賞 受賞 五稜郭

日本 に五稜郭と呼ばれる築城法により現存しているものは、函館の五稜郭と佐久市臼田の五稜郭がある。地元臼田では皆これを「龍岡城」と呼んでいたが、玉屋の銘菓「五稜郭」が話題になったことから、この城のことを「五稜郭」と呼ぶことを知り、以来、地元の人の生活にすっかり根付いたと言われている。

佐久市 の人が県外で挨拶代わりに銘菓「五稜郭」を差し出すと、「五稜郭? 函館ですか?」と聞かれ、「いいえ、長野県の臼田です」と答える。そこから会話が弾むことから、地元の人たちの代表的手土産となっている。
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銘菓「五稜郭」臼田の「五稜郭」を世に知らしめたお菓子 【其の二】

製造「五稜郭」 が出来上がるまでには、いくつもの工程を重ねる。生あんを取り寄せ、まずは白あんを作る。そこに卵の黄身だけを混ぜて24時間以上、冷蔵庫で落ち着かせる。その間に、バターと卵、アーモンドプードルを混ぜた皮を作る。3時間以上寝かせる必要があるので、前日までに行っておく。翌日、機械にかけて包あんする。包まれて丸くなったものに、木の型で五稜郭の形をつけたら220度の窯で12分焼く。こうして焼き上がり、粗熱がとれたものは包装され、工場から店へ直送される「作りたてもいいけれど、一日経つと、あんの湿気が皮に伝わって、しっとりしておいしい。

時代 の流れ でお客さんの好みも変わってきており、初期のころより甘さが少しずつ控えめになってきている。材料の質へのこだわりは変わることなく、持ち続けている。

どんなお菓子 でも 、昔からのレシピに忠実に当たり前のことを当たり前にやっていくといいものができる。あんこを煮すぎてもダメ、火を入れすぎてもダメ。風味がなくなってしまうからだ。裏技があるとかではなく、素材の味を大切にしているだけ50年間愛されている味なので、まだ食べたことない方にも、ぜひ食べていただきたい。